フローリストが教える 梅雨時を晴れやかに彩るお花の生け方
本格的な夏まであと一歩。
曇天や雨天が続く梅雨時は外出気分も一気にトーンダウンして、自宅で過ごす時間も多くなりがちではないでしょうか。
こんな時こそ、おうち時間が更に充実したひとときになるよう、季節のお花でお部屋を彩ってみるのはいかがでしょうか。
特別な準備はいりません。ご自宅にある缶やドリンクボトルで簡単にできるお花の楽しみ方を、チーフフローリストあやこがご紹介します。
ボトルカラーに合わせてトータルコーデ
ボトルのロゴとルリダマアザミのブルーをリンクさせてコーディネート。
差し色にアンスリウムのサーモンピンクを入れることで一気に華やかな印象になります。
ユニークなシルエットを楽しむ一種生け
クネクネした茎の形が印象的なアリウムを、スリムなボトルに挿すだけ。
フォルムを引き立たせるため、あえて1種だけを生けることで、見慣れた空間にユニークなアクセントが生まれます。
キッチンにあるものでサクッと花生け
空缶や缶詰も立派な花器に大変身。
グラデーションが美しいアジサイを主役に、爽やかな香りのベルガモットや同系色のブラックベリーを合わせました。
ワインボトルに季節の枝物を
お部屋全体の印象をガラリと変える枝物。
飾ってみたいけど、大ぶりの花器が無いからと諦めていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、特別な花器は不要です。空いたワインボトルを利用するのもおすすめです。
旬のスモークツリーは、置いたそばから爽やかな空気感で空間を彩ってくれます。
今回は、簡単にご自宅で楽しめる梅雨時のお花の生け方についてご紹介しました。
ぜひ、ご自宅にあるもので、自分だけのお花の楽しみ方を見つけてみてくださいね。
フローリストが店頭に居る際は、お花の生け方についてもアドバイスさせていただきますので、お気軽にお声がけください。
ー profile ー
チーフフローリスト あやこ
インテリア会社勤務を経て渡仏。2年半滞在の後、2011年から大手ハウスウェディング会社で装花のキャリアをスタート。駒沢公園スタジオの立ち上げからクッポグラフィーに加わり、今に至る。