フローリストが教える 花束の楽しみ方

お誕生日のお祝いや大切な方へのギフトとして贈ったり、いただく機会も多い花束。

花束をいただいたけれど、どうやって飾ったら良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、誰でも簡単にできるご自宅での花束の飾り方をシニアフローリストけんしがご紹介します。


【花束そのものを楽しむ】

フローリストは、そのまま飾っていただいた時にも美しく見えるよう考えて、お花を束ねています。

ですから、ぜひ最初は花束のまま器に入れてお楽しみください。

お花には、「長持ちするお花」、「命は短いけど可憐に咲いてくれるお花」など、種類によって様々な特徴があるんです。

クッポグラフィーでは、それぞれのお花の個性がより引き立つようミックスして束ねていますので、日々変わるお花の表情も愛でていただけたらなと思います。


【ばらして楽しむ ランダムアレンジ】

花束のまま飾って数日経ち、萎れてきたお花が出てきたら、花束をばらして萎れたお花を取り除いてください。

まだ元気に咲いているお花は、茎を少しだけ切ってきれいに洗った器に入れ、ラフに飾ってみてください。

茎を切って切り口をリフレッシュさせてあげると水を吸いやすくなりますよ。


【水に浮かせて楽しむ フローティングフラワー】

さらに数日経ち、茎が短くなってきたら、最後はスープ皿などの浅めのお皿や花瓶に浮かべて飾ってみてください。

花束のようにボリューム感があるものも良いですが、ちょこんとしたお花の姿も可愛いものです。

今回は、ご自宅で長く花束を楽しんでいただける方法についてご紹介しました。

環境が変わってストレスを感じてしまうのはお花も一緒です。

心を込めてしっかりお世話をしてあげると、お花は元気を取り戻してくれますよ。

ぜひ、試してみてくださいね。

フローリストが店頭に居る際は、お花についてアドバイスさせていただきますので、お気軽にお声がけください。

ーprofileー

シニアフローリスト けんし

大手花卉会社にてホテルやゲストハウスのウェディング装花に多数携わる。その後、研鑽を重ねる為に渡独。
唯一無二の大胆な花合わせのアレンジが得意。ふたりのポートレート「季節の花束」のデザインも担当。